1: 魔戒騎士黄金牙狼 ★ 2018/03/29(木) 21:43:49.17 ID:CAP_USER9

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180329/k10011384481000.html
北海道稚内市の沖合にある無人島では、この時期、越冬で南下していたトドがロシアへ戻る途中に集まり、2000頭を超える群れが過密した状態でとどまっています。
稚内市の宗谷岬から1キロほどの無人島の弁天島では、29日、2000頭を超えるトドが島の近くの海上に群れをなして浮かんだり、島の上に寝そべっている様子が確認できました。

弁天島では10年ほど前から、越冬で北海道に南下していたトドがロシア周辺の海域に戻る前のこの時期に多く集まるようになりました。

専門家によりますと、1000頭を超えるトドが密集するのは世界的に珍しいということです。

その一方、トドの増加による漁業被害は深刻で、道が駆除を行っているものの対策は追いつかず、昨年度、宗谷地方だけでおよそ6億円の被害が出ています。

弁天島周辺でタコ漁を行う漁業者の男性は「トドはかごから引っ張り出してタコを食べています。見た目はかわいらしいですが、漁業者にとって被害は深刻なので大変です」と話していました。
「島は繁殖待ちのサービスエリア」
稚内市の沖合の弁天島になぜトドが集まるのか。

動物行動学が専門で、トドの生態に詳しい酪農学園大学の郡山尚紀准教授は、これから本格化するトドの繁殖活動と深い関わりがあると指摘しています。

郡山准教授は「10年ほど前から流氷がとけるのが早くなり、トドにとってサハリンと北海道の行き来がしやすくなった。弁天島のトドの多くは2歳から4歳の若い個体で、繁殖のためサハリンに戻る群れだが、早く戻ると強い大人のオスに負けて繁殖に失敗するおそれがある。このため、大人との競合を避けるために一時待機するサービスエリアのような休憩場所として利用しているとみられる」と分析しています。

さらに、トドによる漁業被害について、郡山准教授は「これからの季節、水温が高くなることから、暑さが苦手なトドが南下することは考えにくい。しかし、今後の動向を予測するためにもきめ細かな監視が必要だ」と指摘しています。
3月29日 21時37分

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